カルロス・ロマス、フラメンコギタリスト
彼のインスピレーションは、マラガとマドリードでスペインの歌手、ダ ンサー、ミュージシャンの中でも最高のアーティストたちと活動した年 月から受けたものである。彼の特別な奏法と刺激的な音楽的気質とが組 み合わさり、世界中からフラメンコギタリストとしての尊敬と称賛を獲 得している。
カルロス・ロマスはフラメンコの卓越した表現者であり、正確な技術を 用いて新鮮なハーモニーとスペイン音楽の伝統的構造である複雑なシン コペーションとを結び付ける。この芸術的関係はカルロス・ロマスの演 奏に必須のものである。「彼はずば抜けた技能を持ち、聞く者に驚異的 な影響を与える芸術性と魅力をもった、ダイナミックで独創的な音楽家 である。」彼のその驚くべき独創性に加え、カルロス・ロマスは従来の フラメンコの形式における感情的そして文化的な伝統を尊重した演奏を 行う。
カルロス・ロマスのアルバム『Flamenco Guitar Improvisation』 「カルロス・ボンド・ロマスは、近代派のフラメンコアーティストの中でも卓越したギタリストである。彼の音楽的アプローチ法は、サビーカスとマリオ・エスクデロを先駆けとする正確な技術を用い、新鮮なハーモニーと複雑なシンコペーションとを伝統的リズム構造内で組み合わせることにある。このモダンなスタイルは、素晴らしいミュージシャンであるパコ・デ・ルシアが先駆けて提唱したものであり、ロマスの選曲集のいくつかには彼の影響を感じることができる。この個人的かつ音楽的な芸術的関係は、ロマスの演奏における重要なキーポイントである。ここで、ロマスは決して模倣演奏家のたぐいではない事を強調しなければならない。彼の創造性は彼の音楽に不可欠な要素であり、それは彼の音楽解釈全てに、独特な個性を添えるものである。その驚くべき独創性に加え、ロマスは個々のフラメンコの形式における本来の意味に鋭い感受性を持つ。彼は、深遠で厳粛なスタイルがその奥深さを維持するよう、感情的・文化的背景を尊ぶ。その一方で、軽い形式には、それにふさわしい魅力的な演出を行う。最新技術の恩恵を受けることができるスタイルについては、多重レコーディングや多くの楽器を使用することが彼の音楽に更なる次元を与えている。」
Brook Zern、1976年
カルロス・ロマスのアルバム『Chocolate』 「フラメンコは改めて世界で最も人気のある音楽ジャンルの一つとなっている。フラメンコについての伝統主義者と革新家との間には、常に荒々しい関係がある。多くの外国人の熱狂的ファンがギターに夢中になり、その中には壮大なコンサートを行うアーティストとなった者もいる。カルロス・ロマスはもともとアメリカ出身であり、まさにこれを体現した一人である。スペインでの暮らしはわずか7年間であるにもかかわらず、見事なフラメンコアーティストへと成長を遂げた。フラメンコ愛好家にとって、このアルバムは常に新鮮で色褪せることない瞬間を示すことであろう。なぜなら、それらの瞬間こそ『永遠』であるのだから。」
Gonzolo Rojo 『Oido al Cante』 Sur de Malaga、スペイン
カルロス・ロマスのアルバム『Adelante』 「魅力的なアルバムである。このアルバムの原盤は数年にわたるレコーディング後1984年に発表されたもので、パキスタン、エジプト、スペイン、北米・南米のミュージシャンが参加し、ロマスによるフラメンコギターとウードの演奏を主体としている。発売以来、このアルバムは画期的なだけではなく、非常に刺激的な音楽性を維持し続けており、その後に現われた多くの同様の音楽的実験により濁らされていない新鮮さと強さがある。」
Guillermo Juan Christie、Flamenco Connection
「アルバム『Adelante’』は、カルロス・ロマスの驚異的なビジョン、顕著なエネルギー、シンクロニシティ、参加している最高のミュージシャンたちの幅広い人材それぞれの才能、そしてランス・クインの才能ある手腕を明らかにするものである。これが実際に史上初の真のフラメンコ/ワールドミュージックのレコーディングであるかどうかについては歴史家の判断に任せるが、その賛辞に値するアルバムであることは確信している。このアルバムの完成後数十年が経過して尚、フラメンコの影響は無限に連鎖して広がり、毎年新たな分野に拡大し続けている。フュージョンという概念は、私の友人カルロス・ロマスが開拓したものである。今日、フュージョンはフラメンコ音楽の中で支配的であり、新たな観客を増やし続け、世界中に数百万人のファンが存在する。このアルバムの待望の再発売(原盤と本質的に同じである)は、フラメンコの記念碑的イベントとして遅ればせながら認知されるべきだ。」
Brook Zern、2007年


カルロス・ロマスのアルバム『Live in Concerts』
「大勢の観客が彼の音楽を聞くために来場し、彼のパフォーマンスに熱狂した。詞、精神、フラメンコギターへの情熱。生のエネルギー。これらは実にフラメンコが発展していった所存のものである。」
ニューヨークタイムズ紙
「彼のエキサイティングなパフォーマンスは、いきいきとして革新性に溢れ、フラメンコ音楽の今後の方向性を指し示すものであった。」
ィラデルフィアクラシックギター協会
「彼の豊かなレパートリーと熟練した演奏技術に加え、ロマス氏は並外れた表現者でもある。彼には、聴衆に訴える音楽を作る素晴らしい才能がある。」
Pilip Arnoult、Theatre Project責任者、ボルティモア、メリーランド州
カルロス・ロマスのアルバム『Flamenco Guitar』
「伝統的なフラメンコのセッティングでの活動経験は、ギタリストであるカルロス・ロマスのソロ活動に紛れもなく現われている。今日のギタリストでは珍しい、ましてやスペイン国外のギタリストではほとんど見られない、的確なコンパス感覚と本当のフラメンコのかび臭い風味が彼の音楽には満ちている。これは推薦に値するアルバムである。」
Guillermo Juan Christie、Flamenco Connection


カルロス・ロマスのアルバム『Al Momento』
2004年にカルロスはデジタルレコーダーを手に入れ、長年望んでいたことを実現させた。つまり、ギターを弾いていてインスピレーションを受けた瞬間の演奏を自分で録音するのだ。レコーディングスタジオやライブ演奏、その他の会場でその瞬間が起こることはまれである(でなければ、ほぼ不可能である)。彼がその瞬間を『正しい』と感じたその時、レコードボタンを押すだけで後はそのまま演奏を続ければよい。彼はほぼ誤りもなくそれをやってのけるのである。このようにして録音は行われた。「カルロスは自身の演奏について『インスピレーションを受けた即興』と称する。なぜなら、彼が『自由に』演奏するとき、自分が演奏している事を忘れ、トランス状態に入るからである。これこそが、カルロスの求めるギターの演奏方法である。伝統を学んで獲得した力量ある演奏技術があるからこそ、このような演奏が可能なのだ。
フラメンコの伝統では、ギタリストは一般的に、『ファルセータ』を演奏する。これは教わったり作曲したりしたものであるが、ギタリスト達がこの『決まりごと』を行わないことはほとんどありえない。そのリスクの大きさは周知の事実なのだ。カルロスは演奏中のミスを編集により修正することができたが、このレコーディングではそれを行わなかった。なぜならそれは誠実さを欠く行動だからである。特に、自分自身が始めての場所で危険を冒すような場合には。
過去6年にわたり、カルロスは自分でレコーディングを行い、この種の演奏形式で約50曲を集めた。これらの曲を繰り返し聴き、自己批判的な取捨選択を行うことで、全セレクションの中でも最高と判断した楽曲を提供している。曲数は10曲で、全て1枚のCDに収められている(収録時間51分45秒)。各曲のタイトルは、作曲の際のインスピレーションに由来する。アルバムのタイトル「Al Momento」はスペイン語で「ある瞬間」を意味し、一つ一つの曲が「ある瞬間にインスピレーションを受けた即興」なのである。」
Mamapacha, 2009年

ジョイア・タマのアルバム『Al Amor』
何百人もの私たちみたいな人間がこの木を慕うでしょう」ある時、一人のアルメニア人のジプシーが私に言った。私は幼かった。私たちはマグロニアの木の下に座り、共に自由な声で歌った。その場所にマンションが建設され、木は死んでしまった。その時から私は、全ての木陰と木の根元に存在する神へと歌い、踊っている。死ぬまでそうであろう。本当の意味で自由に、地球の魂に向かって。神は私に教えてくれた。全てのものは永遠にシンプルになれると。! Viva el Amor!
ジョイア「La Pastora」
「子供のように人生への感謝を伝える美しい歌のコレクションである。ジョイア独特の「スパングリッシュ」(スペイン式英語)の歌に、カルロス・ロマスのギター、ウード、パルマ演奏が常に味わいを添える。」
Guillermo Juan Christie、Flamenco Connection
“Topanga Tangos”
Al Momento